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福地歯科医院コラム(詳細)

ポセイドンについて

安心して治療を受けていただくため、「水」にまでこだわっています

歯科診療では、お口をゆすいだり、虫歯治療で歯を削ったり、歯周病治療で歯垢・歯石を除去したり、さまざまな場面で「水」を使います。その水の安全性について考えたことはありますか? こちらでは大阪府枚方市の歯医者、福地歯科医院が歯科治療で使う水の重要性、また当院の取り組みについてご紹介します。

 

 

◆歯科治療で使う「水」の汚れを考えたことはありますか?

歯科治療では、さまざまな場面で水を使います。その水が汚れていれば、治療したのに細菌によって悪化してしまうということだって考えられます。実際、歯科医院の歯科ユニット(診察台)の給水管汚染は、1960年代から報告されています。そして1990年代に入ると、給水管内に形成されたバイオフィルムの汚れが注目されるようになりました。

 

バイオフィルムとは、細菌などが集まってできた膜、いわば細菌の棲家のこと。そんなバイオフィルムが付着した給水管を通った水を使えば、お口の環境をよくするために行っている歯科治療で病気に感染してしまう危険性があります。そのためアメリカでは、1990年代に歯科治療に使う水に含まれる従属栄養細菌についての基準が定められました。

アメリカの従属栄養細菌数についての基準

ADA(米国歯科医師会) 200CFU/ml以下

CDC(米国疾病管理センター) 500CFU/ml以下

※従属栄養細菌とは、有機栄養物を比較的低濃度に含む培地で長時間培養したとき、コロニー(バイオフィルム)を形成するすべての細菌を指します。その細菌の数は、水質の衛生状態を判断するうえで重要な指標になっています。

日本は、アメリカより20年ほど遅れた2007年になってようやく、水質の衛生状態を定めた「水質管理目標設定項目」に従属栄養細菌の項目が追加されました。その目標時には「2000CFU/ml以下(暫定)」となっています。

しかし日本の歯科医院では、水質に関しての衛生環境整備の遅れから、現在でも歯科ユニットの給水管内に1mlあたり数千から数万の細菌が検出され、未だに目標値をクリアしている歯科医院が少ないというのが現状です。

 

◆排水管内をきれいに保つ除菌装置「ポセイドン」

当院では、歯科ユニットの給水管内を清潔に保つため、歯科ユニットウォーターライン除菌装置「ポセイドン」を導入しています。ポセイドンは、除菌作用のある電解中性機能水を生成し、歯科ユニットをはじめ、院内の給水管内で細菌の繁殖を抑えるシステムです。これによって当院では、衛生的な水を使って治療を行うことを実現しています。

 

福地医院では、より安全な治療をご提供するため、水にまでこだわって衛生管理を徹底しています。ポセイドンで生成された電解中性機能水は身体に無害で、自然にもやさしいのでご安心ください。

 

様々な学会や文献で発表される『ポセイドン』

ポセイドンが英文科学雑誌に論文として掲載されました。

詳しくはこちらから

 

下記の学会でも発表されております。

・2013年03月24日
第14回日本口腔機能水学会学術大会「中性電解水の歯科用ユニット給水管路内への応
用」(京都大学大学院医学研究科)

・2013年08月21日
IADR-APR(国際歯科学研究学会)「Efficacy of the Dental Unit Water-line
Sterilization System”Poseidon”」(北海道医療大学歯学部微生物学分野)

・2014年02月14日
第29回日本環境感染学会総会・学術集会「歯科ユニット給水系における微生物汚染の
評価と中性電解水による細菌増殖の抑制効果に関する研究」(京都大学大学院医学研
究所)

・2014年03月21日
AADR Annual Meeting&Exhibition「Bactericidal effects of electrolyzed neutral
water on dental unit waterlines」(京都大学大学院医学研究科)

・2014年09月24日
日本防菌防黴学会 第41回年次大会 ―微生物制御のための微生物汚染の再確認― 
(北海道医療大学歯学部微生物学分野)

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